千葉大学に飛び級合格した話

こんにちは、えびてんです。自粛期間であまりにも暇なので、受験記を綴る事にしました。何から何まで参考にならないとは思いますが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

 

 

 

  • 経緯

去年の4月、僕は高校を中退しました。原因は、母親が精神疾患を患い、家庭がまともに立ち行かなくなった事でしょうか。納得のいかないまま退学を余儀なくされ、僕は暴走しました。勉強をサボってゲーセンに入り浸り、在学中目標にしていた東大や一橋大はあっという間に遠のいて行きました。

 

いっそのこと大学進学も諦めようか、と手に取った高卒認定試験の冊子の中で、千葉大学飛び入学試験と出会いました。

勿論、元々素質のない上に半年ふらついていた自分の手に負える物ではないことは分かっていましたが、どうせなら一発勝負してみようという気持ちで出願を決意しました。

 

千葉大学飛び級入試には多くの選択肢がありますが、社会学言語学、哲学に興味を持ってきた自分にとって勝機があるのは「文学部-人間科学関連分野」でした。

この入試には一次選抜と二次選抜があります。一次選抜で現役生、浪人生と同じ大学の二次試験を受け、基準を満たした人は二次選抜で論述と面接に臨みます。というわけで二次試験の対策を始めたのですが、勉強が頭から殆ど抜けきった高2が半年で国立大学の試験に間に合わせるのはそう容易ではありません。当然、何の手応えもないまま当日を迎え、ボロボロの状態で帰途につきました。

 

3/10の一次選抜発表までの間、僕は何度も母親に罵られ、完全に自信を無くしていました。合否を見なくても別に良いんじゃないかとさえ思っていました。

が、通ってました。後で訊いた話ですが、予想に反してそこそこ取れていたようです。本当に驚きました。しかし、1週間後の二次選抜こそがこの入試のミソです。僕は少しでも知識を増強しようと、専門書を読み漁りました。

 

そうして迎えた試験の日。まず論述は90分で小問4題、だいたい2500字ぐらいでした。課題文の内容は"実用性のある知識について"。スラスラ書けたのですが、終了直後に次々と後悔の念が湧いてきて、心が折れかけました。

1時間後に面接があり、僕は大学で取り組みたいと思っていた生成文法について喋りました。ただ、コートを着たまま入室したり、試験官の先生方が8人も居たり、終始突っ込まれたりで地獄のような時間でした。

 

まず受かってないだろうな、と思いながら河〇塾の受講手続きを進め、発表の3/20を待ちました。当日は10時発表だと思っていたのが10時37分ぐらいに発表されて、とても不安になりました。パッと見で番号が無かったのでスマホを思いっ切りぶん投げたのですが、後で見たらちゃんと受かってました。滑稽ですね。

何故受かったのかさっぱり分かりませんでした。

 

 

 

  • おわりに

未だに実感が湧きません。僕の学生証の生年月日は「2003年1月30日」になっています。17歳の大学生。

今後どうなっていくかは分かりませんが、この貴重な体験を生かすことが出来るよう日々邁進していきたいと思います。最後まで読んで下さりありがとうございました。